ゆるヒヤのブログ

花咲く町に君の名を呼ぶ

10月3日/今日読んだ漫画

映画を見た勢いで聲の形全巻読みました、長文。

 

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 デフォルメ顔に( ´ ▽ ` )みたいな顔が多い

 

魅力を感じた4人の登場人物について。

 

・西宮の母ちゃん

お酒飲んで赤くなってるところが可愛い。

無表情で石田をビンタするシーンドキッとした。

啖呵を切って暴れる年下にも容赦せずボコボコ、強い。

「ああいう子はうちにはいらない」と夫の実家に言われてから祥子には普通の子と同じように、そしていじめられない強い子に育ってほしかったんだろうか。

実の母親に子供の面倒は任せてねと言われた日から頑張って頑張って頑張り過ぎた結果務めて感情を顔に出さず、そしてなんだかイライラしてしまっていたのかなと思う。

それでも石田に2本しか持ってこなかった傘を貸したり祥子と結弦の写真をコンクールに出すために一緒に選んだりケーキを一緒に食べたり花火にも一緒に行ったりするところに優しさも感じた、きっと石田と交流して変わっていく娘たちを見て感じるものがあったんだろう。

 

・西宮結弦

石を投げてくる男の子達に「じゃあ、遊びの続きをしよう…」と啖呵を切る、かっこいい。

「強くなるために男の子みたいな短い髪にするの」と姉の髪を無理やり切ろうとした母を見て「じゃあ私が髪を短くして強くなって姉ちゃんを守るよ」と言わんばかりに笑いながら髪を切るのもかっこいい。

いつも動物の“死”を撮影していた結弦が鳩の死骸の跡を撮りその写真がコンクールで賞を撮り、モデルの佐原さんを撮って成人式の写真を撮る事によって“生”を撮影する過程がすごく良かった。

 

・植野直花

猫カフェで髪を上に束ね眼鏡をかけて本来渡す決まりではなかったであろうポーチを石田に渡した後店に帰る表情が切ない。

小学校の頃からずっと好きで、そんな石田と偶然会って街中で猫の格好をして猫カフェの割引券を渡し髪を上に束ね眼鏡をかけて本来渡す決まりではなかったであろう好きでしたと今までしたためていた想いを手紙を忍ばせていたポーチ、そんなポーチを西宮が持ってたら嫉妬するよな。

思い立ったらすぐ行動するも空回りして周りを壊してしまう、そんな彼女に魅力を感じた。彼女は19話のサブタイトルのもあったように猫だと思った。

 

・真柴智

一番映画見てから原作を読んで印象が変わったキャラクター。

この漫画に出てくるどんな人間よりも倒錯してると思った。

てっきり真柴が川井目当てかと思ってた。

川井に「自分のやりたいことやりなよ」と言い放ったのが彼の彼女に対する本音だろう。

 

公式ファンブックの解説が丁寧らしいので早く読みたい(Amazon品切れだった)