ゆるヒヤのブログ

花咲く町に君の名を呼ぶ

8月14日/樋口楓へ出会う旅

 

それは、人間が「人間」を知る旅。

 

 

・初めに

 

Life is either a daring adventure or nothing,(人生は恐れを知らぬ冒険か、無です)

 

奇跡の人と呼ばれたアメリカの社会福祉家ヘレンケラーの言葉だ。

 

旅じゃありませんか、誰だって人間の生涯は

 

明治の詩人、島崎藤村の言葉だ。

 

 

 

2018年8月14日…。

 

今まで無を食むように旅をしてきて、生きてきた自分という人間が。バーチャルに生きる「人間」樋口楓さんに会いに行くために冒険に出た。

 

一歩踏み出し旅立った歴史的な日になった。

 

・8月14日の記録

 

 

当日になっても例によって眠れなかった、この時はまぁなんとかなると思っていたが。

 

どう考えてもなんとかなるはずがないし実際なんともならなかった。

 

睡眠は重要ですよ皆さん、睡眠はした方が良いです。

 

え?体調が万全でも何ともならなかっただろうって?ありがとよ!

 

 

 

冒険に出よう パパやママには内緒で…。で始まるI-1clubのリトル・チャレンジャーを聞きながらエモになっていた。普段ならこんな写真絶対に撮らないいや撮るかもしれない。

 

 

 

 

行きでテンションと体調が最高潮に達する、後はここから下がっていくだけ。

 

 

 

 

アウェイ岩手の洗礼を受ける。

 

やはり自分のホームは陰湿な曇り空が似合う秋田県だと感じた。ホームシックですか?

 

 

 ニコニコ動画特有の圧倒的“陽の者“オーラ、強く照りつける日差し、会場までの距離のトリプルスリーにやられる。

今年のヤクルトスワローズ山田哲人選手は2回目のトリプルスリーを達成するのだろうか。

 

 

しっかり自分を残す、ミッションの1つを達成。

 

 

 

地元グルメを堪能、食べたいものは他にもあったがもっとしっかりした体調の時に食べに来たい。レストランが1人で食ってる奴は早く帰った方が良い感じの雰囲気であまり涼むことが出来なかったのも痛い。

 

 

同じバーチャルお悩み相談に出演する剣持森中両氏とトークするための抽選を見る。

感情、感情、感情。同じにじさんじが好きな人間達の感情が溢れ出した。自分は当たった時どういうリアクションをするのだろう、当たったらいいないや厳しいか。来たるべきに備えてのイメージを膨らませる。

 

 

 

この他何度その辺の芝生に鞄を枕にして寝転がったかわからない、ほぼ寝ずに秋田を出た自分を恨む。ちゃんと寝ろ。ネロクラウディス。

 

さて、そろそろ抽選の時だ。

 

 

 

 

当たるとは正直思っていなかった、なぜならかなり並んでいたので。

今思い出しても胃が痛む、まったくのノープラン。

元より日本全国に自分の実を晒すのは覚悟の上だった、しかしこう現実を突きつけられると狼狽えてしまう。

これまでの日々悩んでいたことが思い出される、胃から物が全部出そう。トイレに籠ったが出なかった。

このままだと本当に倒れかねない、俺はどうしたら…。

 

 

やっと気が付いたかマヌケ。

 

 

ひとまず方針を決める、野球こそ自分であり自分こそ野球である。それしかない、それしかないのだ。

 

樋口楓さんがありのままをあるがままの自分を、「人間」樋口楓を来ているのだから自分もそうでなくてはいけない。

 

ここまで来たんだ、覚悟を決めろ。

 

 

決意を秘め会場へ遂に会場へ。

 

 

残り少ない待ち時間を使い彼女の声を聴く、やはり彼女の声は落ち着く。少し落ち着いた。ほんの少し。

 

 

そして皆さん、いよいよ今日のその時がやってまいります。今夜もご覧いただきありがとうございました。(もう少し続くよ)

 

 

樋口楓さんと話をした。

 

あまりに長い3分だった。

頭が真っ白になる、真っ白な中からなんとか蜘蛛の糸ほどの細い思考を手繰り寄せた。

会話が途切れるのが怖かった、会話が衝突してしまう時もあった。はやる気持ちを抑えきれず早口になっていたかもしれない。

自分がいかに人間と会話をしてこなかったかを思い知らされる。機種変した時のドコモの店員さんが時間を経るに従い下位側少なくなったのもうなずける。何なんだ自分は。

 

 

本当にそうだ、賢いな俺は。

 

 

 

樋口楓さんと話をした。

 

 

あまりに短い3分だった。

広い社内、大きなヘッドホンとマイク。改めて思ったがやはり樋口楓さんの声は落ち着く。途中で思わずリラックスした姿勢になっていた。

相槌も上手い、喋ったというよりは喋らされたというべきか。

 

 

 

ここまで来ることに悩み勇気を出して来た事、あまり彼女からたまにしか聞けなかった野球の話、最後には応援してますと伝える事。ひとまずは出来た。

楽しい時間が過ぎるのは速いとは良く言ったものだ、時間が許す限り話が出来たように思える。

彼女が僕が去った後「野球の話はもっとまったりしたかった」と言っていたそうだ。彼女が配信でガッツリ野球の話をする機会が訪れることを願う。

 

 

反省なんぞいくらでもできるのだ、石を噛み泥を啜り覚悟をもって旅に出た。

樋口楓さんと話が出来、楽しい時間を過ごす事が出来た。それで十分だ。十分すぎる…。

 

 

 

あれだけキツイだのなんだと言っていて、ドワンゴあーだこーだ言っていた自分に一歩踏み出す勇気をくれた冒険に出ようと決意させてくれる機会をくれた事に感謝したい。ありがとよ!

 

 

 

帰りも行きと同じく忙しかった、電車の時間に少し遅れてしまいそうになったと思ったら財布の中身をぶちまけてしまい少し電車を待たせてしまった。駅員さんに申し訳なく思った。

 

8月2日からここまでの13日間、本当に長かった。

 

しかし長かった日々もすべて報われたと思うくらい樋口楓さんと話をした3分間は本当に楽しく、また名残惜しい3分間だった。一生残る素敵な夏の思い出になった。

 

 

 

この旅は「人間」に救われた旅だった。そう思った。

 

町会議を企画運営に奔走した皆様、予期せぬトラブルに対応してくれたいわて沼宮内駅の皆様、そしてさまざまな励ましのお言葉をくださったツイッターのフォロワーの皆様。なによりこんな自分と楽しくお話してくれた樋口楓さん…。

 

誰もが、バーチャルであろうがなかろうが「人間」であり。そんな「人間達」に人間である自分が助けられ支えられた。そんな旅だった

 

・終わりに

 

ここまで読んでくれたあなたという人間に言いたい。

 

あなたにもしも、にじさんじで好きなバーチャルライバーがいたのなら。今後の町会議にはぜひ参戦してほしい。

 

にじさんじではなくてもリアルイベントが開催されるバーチャルユーチューバーが好きだったら、会いに行ってほしい。

 

あなたという人間にもこの冒険を、この旅をぜひ経験してほしい。強制はしないがきっと何かが残るはずだ。

 

人生は旅である、あなたという「人間」が踏み出す旅が良い物になる事を祈る。

 

 

 

Bon voyage!