ゆるヒヤ公式ブログ

花咲く町に君の名を呼ぶ

1月4日/長嶋茂雄と月ノ美兎、岡本和真と…

ちなみに阪神タイガースファンです。

 

 

ヒョロガリキモオタクになって久しい僕ですがこんな僕でも野球をたしなんでいた時が数年有りました。

 

とある理由で野球が出来なくなった後に当時指導していただいていたコーチにこう言われました。

 

「お前は元気だけはいいからな、花形の三塁手で大きな声出してプレーしてくれてたらさぞいいだろうなって思ってたんだよ。」僕は何を今更と思っていましたが今でも俺が三塁手かーと少し考えてしまう時が有ります。

 

www.nikkansports.com

 

なぜ野球で9つあるポジションの中でも三塁手が花形と呼ばれているか、それは長嶋茂雄の存在があったからです。

 

ミスタープロ野球長嶋茂雄、彼の数多ある強烈なエピソードは今も人々の記憶に残り魅了してやまない。

 

天覧試合でのサヨナラホームラン、敬遠策への抗議としてバットを握らず打席に立つ、日本シリーズでの打率4割以上に代表される無類の勝負強さ、野村克也は長嶋を「来た球が打てる天才」と評している。

 

彼はプロとして魅せる事へもこだわる、大きな空振りをしてヘルメットを飛んで行かせるためにアメリカからわざと小さなヘルメットを注文したり三塁手での守備に置いても歌舞伎の動きを参考にして手をひらひら動かしての送球。そんな長嶋の三塁守備はあらゆる通算守備記録で今もプロ野球1位だ。

 

そんな彼に日本国民が皆魅了された、野球少年たちは彼の背番号3の付いた銭湯のロッカーは彼が守る三塁手のポジションとともに奪い合いだった。

 

しかしそんな彼も永遠ではない、読売ジャイアンツ長嶋茂雄が引退した後の三塁手のレギュラー固定に苦労していたように思える。偉大な長嶋茂雄が守った三塁手だけに誰が守っても彼の姿がちらついたのであろう。

 

彼の後に読売ジャイアンツ三塁手を守った代表的な選手と言えば原辰徳中畑清だろうか。

 

昨年競技者表彰で野球殿堂入りした原辰徳日本プロ野球選手会初代会長を務めた中畑清。言うに及ばず名選手であることに違いない。

 

しかし、選手長嶋の時代に巨人ファンだった自分の父が特にそうであるが原や中畑の話をしようとすると「いやあいつは…」と妙に腐す事が多い。当時長嶋を見ていた世代の人間からすると物足りなさを感じている人が多いのか。

 

江藤小久保小笠原マギー村田を始め近年三塁を守った巨人の選手はFAや外国人選手が守るケースが多い、上げた選手たちは言うに及ばず名選手ばかりではあるがどうしても物足りない。

 

でも巨人ファンはやはり巨人生え抜きの選手にレギュラーを獲ってほしい、花形ポジションを守るスーパースターを求めてしまう。そう思わせてしまう影響力が長嶋茂雄にあるのか…。

 

 

昨年2月に鮮烈にデビューしたバーチャルライバー月ノ美兎とその後雨後の竹の子のように生まれては消えて行ったバーチャルユーチューバー達にも少々似たようなものを感じてしまう。

 

search.yahoo.co.jp

 

彼女の存在はまさにバーチャルユーチューバーの花形と言っても良い。彼女もまた手を抜かず魅せる事にこだわっているように感じる。

 

どんなに配信がグダろうとも仕込まないと気が済まないエンターテイナーの月ノ美兎月ノ美兎を知らない人間が多数だったであろうニコニコ超会議でしっかり自分の持ち歌を歌い上げ会場を自分の色のサイリウムで染めたアイドル月ノ美兎、AbemaTVの番組でしっかりコメントするタレント月ノ美兎。そんな彼女に我々は今も魅了され続けている。

 

そんな彼女、いちからという元々タレント育成企業ではない会社からリリースされる予定だったにじさんじというアプリ(現在はグループ名)の一アバターにすぎなかった。

 

偶然に偶然を重ね奇蹟を積み上げタイミングと運を掴み一アバターという殻をけ破って1人の人格として今も活動を続ける元々タレント育成の目的ではなかったいちからという会社のにじさんじというアプリから産まれ今現在も業界の花形であり続ける月ノ美兎

 

昨年2月に彼女がデビューしてから、そんな月ノ美兎を誕生させたいちからに続けとばかりに数多のITベンチャー企業が前のめりにバーチャルユーチューバー業に参戦している。自分の企業も月ノ美兎を産みだせるんじゃないか、いちからが出来るならやってみるか、2Dの「ガワ」を渡すんであなたも月ノ美兎になれますよ…。

 

今現在バーチャルユーチューバー業界で表面化している「優しい世界」を求めるリスナーには目にしたくない問題の多くがこの「NEXT月ノ美兎を探せバブル」によるものなんじゃないかと自分は思う。

 

ちょっと考えてみればわかるだろうに、月ノ美兎月ノ美兎でしかなくまたこの世には「月ノ美兎」は「月ノ美兎」しかいないのだ。

 

しかし企業側もリスナー側も求めてしまう、月ノ美兎“みたいな”バーチャルユーチューバーはいないのか。こいつも月ノ美兎じゃないのか、月ノ美兎のようになってほしい、月ノ美兎に似ている…。

 

このまま進むとどうなるか、非常に怖い。バブルはいつか弾けてしまう。せっかくキズナアイがここまで作り上げたバーチャルユーチューバーという文化が定着しないままバブルとして弾けてしまうのではないか。もちろん違ったアプローチをしている企業もあることも承知の上でだ。

 

プロ野球の歴史が長嶋茂雄以前と長嶋茂雄以後に分かれるようにバーチャルユーチューバーの時代も月ノ美兎以前と月ノ美兎以後で一変した。

 

www.sanspo.com

 

そんな2019年、読売ジャイアンツ三塁手に昨年一塁手を守った岡本和真をすえるそうだ。史上最年少で3割30本100打点を達成した彼が今年どんな新しい時代の巨人の三塁手を魅せてくれるか贔屓球団ではないながらも非常に楽しみだ。

 

 

キズナアイがデビューして約2年、月ノ美兎がデビューしてもうすぐ1年。バーチャルユーチューバーにもそんな存在が…。