皆さんはハーモニー<harmony/>という小説をご存知でしょうか?
2009年3月20日に亡くなられた伊藤計劃氏が書いた長編SF小説です。
2014年8月8日には早川書房からredjuice氏が手掛けた新しいビジュアルカバーの新装文庫版が刊行されています。
また漫画版が現在作画三巷文氏により月刊ニュータイプ/コミックNewtypeの方で連載されています。コミックNewtypeの方では1話を読むことが出来ます。
2015年11月13日に劇場版アニメとしても公開されました。
現在Dアニメストアでもご視聴頂けるのでもし皆様お暇でしたら入会の後ご覧いただければと思います。
内容は争いも無く不快な経験も病気もしない優しくしかし徹底的に管理された近未来のユートピアで描かれる3人の少女の物語です。
僕は個人的にアニメの解釈は好きではありません。皆様にはぜひ小説や漫画から入っていただければと思います。
この作品の中で登場人物の御冷ミァハはこう言います。
わたしたちは、未来に生きてるんだよ。*1
僕はこの一節が好きです。最近は本当にそう思ってやみません。
大体なんですか、平成30年って!この前までミレニアムがあーだこーだ言ってたじゃないですか!そう思ったら平成が終わる?元号が変わるとは?
昨今はAIが市長選挙に出馬したりユーチューバーを始めたり雑な扱われ方であるが国営放送にも登場したり…この先AIの周り以外でも何が起きても不思議ではないでしょう。
僕は一体何の話をしていたのでしょうか、そうです
”未来”の話です。
にじさんじ所属バーチャルライバー、夕陽リリ君はその”未来”からミラティブという良く分からないサイトを中心に配信しています。
現代の電波をジャックして悪戯の一環として配信をしている…と公式サイトの紹介文には記されています。
荒唐無稽に思われるでしょうか、しかし僕はそんな彼女が好きでたまらないのです。今日はそんな話です。
彼女はよくマシュマロという質問箱の亜種のようなサイトでリスナー(ぱずともというそうです、先ほど知りました)の相談に答えています。
彼女は八方美人で悩んでるリスナーにこう言います、「今目の前にいる人を大切にしてください。」と。
彼女は不安や後悔を忘れたいと悩んでるリスナーにこう言います、「不安があるのは期待したから、後悔したのは努力したから、もっと自分を信じて欲しい。」と。
彼女は良く言います、「自分は求められているものを返しているだけだ」と。
先日は同じにじさんじに所属している仲が良い家長むぎちゃんとの砂糖を吐くような甘いコラボ配信がありました。そこでこんな場面がありました。
リスナーからの要望で「告白しあいっこをしてください」と。
おそらくイチャイチャさせたいのでしょう、なんて不純素晴らしい要望だと自分は思ってしまいました。しかし彼女は
「一度しか言わないから良く聞いてて…好きだよ」
普通はここで終わるでしょう、しかし彼女は…
「嘘だよ…何回でも言える…好きだよ…」
と重ねてきたんです。
むぎちゃんは悶えました、僕も画面の前で悶えました。
(ミラティブという限られた媒体で交互にアバタ―を出す工夫が凄いのでそこも見てほしいです。)
彼女はなんてかっこいいのでしょうか、こんなにかっこいい現代人がいますか?いるなら僕の前に連れてきてください。
彼女はかっこいいです、彼女のメンタリティが僕は好きです。
僕は彼女の一部しか知らないのかもしれません、しかし僕だって何度でも言えます。彼女はかっこいいです。かっこいい…もっと彼女について知りたい…
そんな彼女は先日このようなツイートを投稿しました。
現代のきみへ pic.twitter.com/LcRGaunlHj
— 夕陽リリ (@Yuuhi_Riri) 2018年4月18日
不穏な背景画像、音の無い動画…果たして彼女は我々人類に何を伝えようとしてるのでしょうか…
兎にも角にもこれから我々人類が、バーチャルユーチューバーが、にじさんじが、夕陽リリ君が、そして他ならぬ皆様がこれから歩む未来がより良い物であることを祈って止みません。以上です。
追伸:先日同じにじさんじ所属の剣持刀也君のYouTubeチャンネルで行われた三馬鹿改めトリガーの配信も3人の気が置けない間柄を思わせるすごく楽しい配信でしたので良かったらご覧ください。